保険会社の財務余力
保険選びには、自分に合った保険を選ぶことや、保険料、払込満了の時期、入院に重きを置かれているか通院に重きを置かれているのか、先進医療は保障されるか、など様々ありますが、そもそも、「保険会社に、保険金を払える財務余力があるか」も重要となります。
過去に生命保険会社が破綻した例はあります。
- 日産生命保険相互会社
- 東邦生命保険相互会社
- 第百生命保険相互会社
- 大正生命保険株式会社
- 千代田生命保険相互会社
- 協栄生命保険株式会社
- 東京生命保険株式会社
生命保険会社の経営が破綻した場合でも、契約がなくなるわけではなく、「生命保険契約者保護機構(以下、「保護機構」)」により一定の契約者保護が図られます。破綻保険会社の保険契約は、「承継保険会社(保護機構が設立する子会社)」に承継される、もしくは「保護機構」自らが引き受けることにより、破綻後も継続することができます。ただし、「責任準備金」が削減されることがあり、この場合、高予定利率契約を除き、破綻時点の責任準備金の90%までは原則補償され、残りの10%については更生計画などにより決定されることとなります(保険金・年金等の90%が補償されるものではありません)。
破綻しないような、財務余力のある保険会社を選ぶことも重要となってきます。
格付けとは
生命保険会社の『保険財務力』や『保険金支払能力』をわかりやすく表示したのが『生命保険会社の格付け』です。 『生命保険会社の格付け』は、複数の格付け機関が独自の調査に基づいて発表しています。
S&P | ムーディーズ | R&I | |
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AA+ | 東京海上日動あんしん 東京海上日動フィナンシャル |
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AA | 日本生命 アクサ生命 ソニー生命 |
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AA- | マニュライフ生命 ソニー生命 アメリカンファミリー プルデンシャル生命 メットライフアリコ メットライフアリコ |
日本生命 ソニー生命 |
明治安田生命 富国生命 アメリカンファミリー NKSJひまわり生命 三井住友あいおい 三井住友海上プライマリー |